体にやさしい着付け本「骨格と着つけの関係」笹島寿美

今日おすすめしたい着付けの本は
笹島寿美さんの『骨格と着つけの関係』です。

笹島寿美(ささじますみ)さんは昭和12年生まれ、着物や着付けの本も多く出版されています。松竹衣装で着付け師としてスタートし、人の体や骨格を研究したうえで考案された「骨格着付け」で知られています。

私は着物を着始めたころに笹島寿美さんの本に出合ったのですが、
見た目からしてちゃんとしてそうな雰囲気なのに、例えば着物の収納は段ボール箱でOKとか、(今は結構当たり前になっていますが)浴衣にサンダルもおすすめというふうに気軽で自由な発想がとても気に入ってちょこちょこ本を買い集めるようになりました。

この本はよくある着付け本のような写真は全然ありません。
Q&A方式で細かいお悩みが106個掲載されています。
例えば衣紋が抜けないといった基本的なお悩みから、肩がこるといった体のお悩みまで40数年の研究を重ねた結果を骨格を中心として理論的に解決してくれる画期的な着付け本です。
ゼロからスタートの着物はじめてさん向きではありませんが、ちょっと着付けができるようになった人や着物好きの人にはおもしろい内容だと思います。

ちょっとマニアックだったり細かかったりするので、わたしはこの着付け方を全部採用しているわけではありませんが時々読み返して確認したりしています。

笹島寿美さんの本はたくさんあるので気になった方は本屋さんや図書館でもちょっと見てみてください。の絵がね、とにかく多いです(笑)